今日は立春~感じなおすところから、春ははじまる~

立春は、暦の上で春が始まる日。
長い冬の静けさを越えて、自然のエネルギーが少しずつ外へ向かいはじめます。
といっても、急に動き出す必要はありません。
立春は「はじめる日」というより、
自分の感覚を感じなおす日。
光のやわらかさ、空気の匂い、
からだの内側に生まれる小さな変化。
五感をひらいて気づくことで、
心と体は自然に春のリズムへと調っていきます。
この時期は、
無理に目標を立てたり、がんばって動くよりも、
「私は何を心地よいと感じる?」
「どんな春を迎えたい?」
と、内側に問いかけることが大切です。
あたたかい食事や旬の食材で体を整えながら、
自分のペースを取り戻していく。
その積み重ねが、この一年の流れをやさしく支えてくれます。
立春は、
新しくなるためのスタートではなく、
本来の自分に戻っていくためのはじまり。
ここから、ゆっくり春を迎えていきましょう。
立春に食べるといいもの
〜肝を養い、香りで気を流す〜
立春は、冬にため込んだものをゆるやかに手放し、
巡りをひらいていく節気。
東洋的には「肝」を養うことが、この時期の大切な養生になります。
◯ 肝をやさしく養う食材
・菜の花・ほうれん草・クレソン
体にたまった緊張をゆるめ、
気持ちの滞りをほどいてくれます。
◯ 香りで気を巡らせる食材
・三つ葉・大葉・春菊・ゆず・レモンなどの柑橘・セロリ
ふわっと立つ香りが、
胸やお腹のつかえをほどき、
春の流れを呼び込みます。
◯ ほろ苦い山菜でデトックス
・ふきのとう・たらの芽・ウド・わらび・こごみ
ほろ苦さは、
冬に溜まった澱を外へ流すサイン。
無理のないデトックスを助けてくれます。
軽めの調理で、
「おいしい」「心地いい」と感じる量を。

立春にするといいこと
〜香りで巡りをひらくワーク〜(3分)
柑橘の皮やハーブティーなど、
香りのあるものをひとつ用意します。
目を閉じて、香りをゆっくり吸い込み、
息を吐くときに
体の中の重さが抜けていくイメージを。
心の中で、そっと問いかけます。
「今、手放していい感情は?」「春に向けて、空けておきたい余白は?」
答えを探さなくて大丈夫。
香りと呼吸に身をゆだねて。
最後に一言。
「私は、巡りを許します」
立春は、
気づかないうちに流れが動き出す節気。
香りと感覚を味方に、
やさしく春を迎えていきましょう🌸

ののちゃんちの発酵ごはん
たらの芽の天ぷら
春の入口に届いた、ほろ苦いごちそう。
冬にたまった澱をそっと外へ流し、
体の巡りを目覚めさせてくれます。
今の季節に、ちょうどいい一皿。
毎年楽しみにしています🎶

立春。
感じなおし、ひらく時間。
この小さな芽動きが、一年の流れになります。
しもだけ亭 
